2012/10/06

私の尻の穴

10月3日水曜日。

この日は、朝から終電まで、休憩なしで飛び回っていました。
午前中の、LAVAインストラクター育成業務を終え、
その後、雨の降りしきる中で向かった先は、

「川崎看護短期大学」。

実は、年に2回、ヨガの授業をさせてもらいに伺っていて、
今年で3度目となります。

毎回とても刺激的で、それと同時に相当チャレンジでもある、この授業。
なぜならば、本来私たちヨガ講師は、ヨガをしたくて集う人に教えるのに対し、
こういった場では、ヨガをしたいわけではなく、授業だからと仕方なく居る様子の
子たちに教えるからです。

求めていない人たちに教えるという、この完全アウェイな中で、
いかに、楽しませるか。
いかに、感じさせるか。
いかに、何かしらの種を植えるか。
いかに、エッセンスを残すか。

というチャレンジです。

いや、求めていないって書いたけど、
本質的には、ヨガの教えは求めているんだけどね、誰しもが。


ここ数年、ほとんどアドリブでレッスンをする私のことなので、
今回もまた、レッスン内容は開始2秒前に決まりました。

そこで思いついたこと。
「そうだ! デモンストレーションやろう」と。

私、普段のレッスンであまりデモンストレーションをしたことはなかったのですが、
この日はなぜか、やりたくなったのです。

デモンストレーションで最初にインパクトを与えて、「こんなん出来ね~」って思わせて、そしていざ実践の時には超簡単なアサナをやらせて、拍子抜けさせるという作戦です。

とにかく、意表を突くこと。
期待を裏切られたり、ギャップを感じたり、
意外性に富んでいたりすることが、私は大好きです。

それにより、勝手な思い込みが、どんどん崩れていくから。

作戦が成功したのか、昨年よりもイイ感じだった気がします。
まぁ、本当に成功だったかどうかは、再来週2回目の授業で訪れた時、
皆が書いた感想文から計ることにします。


さて。デモンストレーションについて。
ヨガの先生がヨガのアサナを公開することは、まるで尻の穴を見せるに等しい行為であります。少なくとも、私にとって。

これは、ヨガだけでなく、全てのパフォーマンスに言えることだと思います。
自己表現とは、そういうものなのかと。

私、以前から、ヨガに対して唯一、物足りないところがありました。
それは、発表会がないこと!!!

練習した成果を発表する場って、やっぱり欲しいです。
一生練習とか、嫌ですね私は。
舞台とかライブとか、パフォーマンスをする人たちが、なぜあんなに輝いているかって、
その瞬間に懸ける想いが、生きていることを実感している証だからではないでしょうか。
それを生々しく表現する場が、最近欲しくてたまらないのです。

これは、何かが始まる予感・・・?

というわけで、私の尻の穴を公開します。
しかも、写真じゃなくて動画ね。
写真は、何回もやり直せて、奇跡のショットが撮れたりもするけど・・・。
動画は、そうはいかないもんな。

自分のアサナを見ながら、「ここ全然ダメじゃん」とか「もっと、ここをこうしたい」とか、あーだこーだ色々思うことがありますが、この途中経過にある私や、不完全で未熟な部分も全て、オープンにしていける人でありたいなと思う、今日この頃です。

そして、真剣なまなざしの大学生たち。
とても純粋に観てくれて、嬉しかったよ。
また再来週、2回目の授業で会おう。

music:GOMA 「Soul of  Rite」