2013/07/18

軽井沢リトリート・レポ

(あらら・・・前回のブログからもう1カ月経っている・・・。)
 
夏ですねー!
 
毎日暑いかと思いきや、ここ数日また涼しくなったせいで、私は風邪をひいてしまいました。
発熱はなく、身体はいたって元気なのですが、喉にきています。
 
原型とどめない声変わりで、ただいま新宿二丁目オネエ系となっております。
しばらくオネエでのレッスンとなりますが、皆さま、しばらくの間お付き合い願います。
 
 
 
さて。
先月行われた、軽井沢リトリートの模様をお届けします。(遅っ!!!)
 
この日はお天気に恵まれて、しかもスーパームーン(月が地球に最も近づく日)とも重なり、とても想い出深い旅となりました。
 
 
とはいえ出発そうそう、プチ事件が起こったのです。
私だけ電車遅延で、予定していた新幹線の出発時間5分前に東京駅到着・・・!!
 
猛ダッシュで駅構内をかけ抜け、なんとか間に合ったので良かったです。
主催者だけおいてけぼりなんて、シャレにならんのですから・・・。
 
 
現地に無事到着し、さっそくヨガクラス。
 
 
のはずが、施設にはたくさんのフィットネス器具があったので、メンバー一同そっちに夢中。
その中でも、タニタの本格的な身体測定器が、のちに物議を醸し出すこととは・・・。
 
 
ひとしきり筋トレした後、アシュタンガヨガフルプライマリークラス。
毎回、その時私がハマっているトピックをレッスンでも伝えるのですが、今回はインバージョン(逆転)といったところでしょうか。
 
アシュタンガヨガのシークエンスは、ウォームアップ、前屈、後屈、側屈、捻り、逆転と、全ての動きがバランスよく組まれていますが、その中でも私は、最後の仕上げともいえるインバージョン(逆転)が大好きです。特に最近。
 
今なんかも、風邪をひいたり体調が悪くなると、このインバージョンパートばかりを、長くホールドしたくなります。
シルシアーサナ(頭立)を、10分ほどホールドすることもあります。
 
逆さになることは、非日常的な動きとして、一番ダイレクトなアプローチです。
血液や体液が、一気にいつもと違う流れ方をして、内臓も休息させることができるのです。
 
そして、ヨガ的な観点だと、人間の身体(肉体ではなく霊体)には、不老不死効果のある特別なネクターが、第六チャクラ(眉間)に貯蔵されていると言われています。
そのネクターの名は、「AMRITA(アムリタ)」。(私の主宰するヨガスペースは、これが由来なの)
直訳すると、不老不死という意味を持ち、「甘露」と表されることもあります。
 
この「AMRITA」は、通常、重力によって下降すると、第三チャクラ(みぞおち)によって燃えてなくなってしまうそうです。
そうすることによって、人間は老化すると。
 
逆さになることで、「AMRITA」が第三チャクラに降りる速度が緩み、燃えてなくなることは少なくなる。そうして、「AMRITA」は第六チャクラにしっかりと貯蔵されるということです。
 
つまりは、インバージョン=若返る!!
 
多くのヨギが年齢不詳なのは、このためなのかもしれませんね。
 
 
というわけで、インバージョンにフォーカスしたヨガの後は、待望のお食事タイム。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
中国料理のコースでしたが、言うまでもなく、美味!!
 
あっという間に外は暗くなり、空を見上げると・・・。
 
 
 
スーパームーン!!
いつもより大きめの、光り輝く満月を眺めながらの食事は、とっても贅沢な時間でした。
 
 
 
お風呂を終えて、お部屋へ戻るやいなや、「アクロヨガがやりたい!」と言いだすあやのちゃん・・・。
皆の願いを極力叶えてあげたかった私は、満腹もいいとこで、こんなことしちゃいました。
 
 
 
 
 
 
「アクロヨガ」。よく耳にしていたけれど、見よう見まねで初めてやりました、私たち。
めっちゃ楽しい!!
 
これね、上の人がなんだか華々しく見えるけど、下の人がものっすごいテクニックいりますよ。
 
 
せっかくお風呂に入ったのに、また汗だくになったのち就寝。
翌日は、庭園で森林浴ヨガです。
 
 
 
 
 
 
ご覧ください、こんな素晴らしいロケーションでヨガができるのです。
風の音や木々のざわめき、鳥の鳴き声。
自然の中に身を置くと、こんなにも五感が研ぎ澄まされる。
もはや、ここでは私の声はいりません。
 
というわけで、サイレントヨガをやりました。
簡単な動きを覚えてもらって、あとは私の誘導なしで、行います。
呼吸のペースは、ティンシャで合図しながら。
 



いつになく、気持ちよく胸が開いた瞬間のショット。



ヨガを終えて、お腹がペコペコになった私たちは、朝食へと向かいます。
と、その時、メンバーのN氏だけが、反対方向のフィットネススタジオへと行ってしまいました。

そして、しばらくすると、フィットネススタジオから出てきたN氏が、足早にこちらへ向かってきます。
その様子は、なんだか鼻息が荒く、そして心なしかガニ股に見えました。
どうしたの?と声をかけると・・・


「もうね、自分となんて、向き合うもんじゃないですよ!!!!!」
と、開口一番に声を張り上げ憤慨するN氏。


・・・へ?(゜O゜;)


そうです。冒頭にも書きましたが、あのタニタの身体測定器が物議を醸し出したという、あの件です。

リトリート開始時と終了時に、変化があるかどうかを調べるために、N氏は朝食をとる前に、測定をしに行ったのです。

すると、結果はなんと!!!
開始時よりも数字が微妙に増えていた・・・とのこと・・・。

N氏、相当やさぐれてました。
しまいには、「タニタめ!!!」と、矛先がタニタにまで向く始末!!(笑)

そりゃ、憤慨するわな~。
というか、あの身体測定器って、一体何を基準に計ってるんだろうか?謎です。



気を取り直して、午後は施設を出て、軽井沢散策へ。
旧軽が大好きで、何往復もしてしまう・・・。

なかでも、必ず立ち寄るお店が、「酢重正之商店」という、味噌や醤油を主にしたお店。
お漬物やもろみ味噌など、毎回お土産に買って帰ります。

今回は、初めてレストランにも入りました。


火で炊いたお米が、とても美味しかったです。



旧軽を、もうひと歩きしていた時、なにやら手招きをしてくるおじさんが・・・
その手招きに、吸い寄せられるように私たちは歩いていきました。

そのおじさんの正体は、この人です。

 
ハチヒゲおじさん」。地元じゃ有名みたいですね。
私も、あのインパクトのある看板(おじさんの顔下半分に蜂が無数に群がって、髭のように見えるやつ)などではよく知っていたのですが、本物にお会いするのは初めてでした。
 
 
 手招きされて、何をしだすかと思いきや、タッパーからミツバチを取り出して、自分のおでこにミツバチの針をぶっ刺してみせました。

あのパフォーマンスは、一体何だったのかは未だにわかりません・・・。
その後、「ドライアイに効く目薬が、はちみつで作れるのだ」と言い、あやのちゃんの目にいきなり点眼!!!!!


「い、いた~~い!!!」

 
なにしてくれんの!!!!!
と、そこであやのちゃん、「あ、なんか視界がクリアになったかも」と。
 
えぇ~?と、ものは試しで私も点眼してもらいました。
確かに、お酢が入っているので若干しみますが、目がしばらく潤っているのを感じました。
 
市販の点眼薬は、目の粘膜を破壊するから、余計にドライアイになると言いますからね。
これは、自宅でも作れるし、とても良いことを教えてもらいました!!
 
 

点眼後のハチヒゲおじさん。ドヤ顔してますね。




というわけで、あっという間の1泊2日リトリートでした。
普段、ヨガクラスでの関わりがメインのメンバーと、こうして様々なシチュエーションで関わることができると、嬉しいです。
こうして寝食を共にすることで、皆の意外な一面が見えたり、または自分を知ってもらったりすることに、私は喜びを感じます。

アサナの練習は、自分と深く積極的に関わる方法だけれど、私はそれと同時進行で、人との関わりも大事にしたい。人に自分を表現し、人の心を理解しようとする。人とたくさん対話する。
内へ向かうことと、外へ向かうことを、バランスよく実践できたらと、思う。
というか、内も外も、究極言えば同じこと。人と関わることは、自分と関わることになるから。


来てくれた皆、本当にありがとうございました!!

そして、今回多大なるご厚意&ご協力を頂いた、私のマクロビオティックの師大久保千和子先生にも感謝いたします。